【返金は無し!?】ドコモ通信障害

本日、NTTドコモは10月14日から15日にかけて発生した通信障害について、説明会を開き詳細を説明しました。

長時間に及んだ障害に対して返金を求める声もありますが、約款に照らし合わせ対象にはならないと判断したようです。

当初 、ドコモは 通信障害の影響範囲は「200万人以上」 と発表していました。その後の調査により、利用不可時間は2時間20分、 約100万人 が影響を受けたとし、「利用しづらい状況」を含めると、音声は460万人以上、データ通信は830万人以上が影響を受けたと発表しています。

原因については、IoT位置情報サーバーでの不具合に伴うものです。 新設備 で問題の起き旧設備に戻そうとしたが、タクシーや自動販売機などに搭載されているIoT端末から大量の位置登録信号が送信され、混雑(輻輳)が発生した。 ドコモの認識では分割しながら進めれば問題ないとしていたそうですが、その作業手順において社外との認識齟齬があったみたいです。

信号交換機をIoT端末と一般の携帯電話で共用していたから一般のスマホユーザーにも影響が出たそうです。信号交換機はメモリーを使い切ったような状態になり、位置情報を登録できない(=利用できない)状況になったみたいです。

また、当初からドコモの情報発信事態に問題があったと指摘が相次いでいて、その点についても改めて説明がありました。一部の通信ができるようになった時点でドコモは「回復」と発表しましたが、パケ詰まり状態だったといいます。

「返金の対象にはならない」理由

今回の通信障害では、3Gサービスを含めて利用しづらかった状況は29時間以上にも及び、影響を受けたユーザーから返金を求める声が上がってます。

24時間以上利用できなかった場合は支払いが不要になるとドコモの契約約款に記載があり、すでに支払われた料金は返金の対象になると定められています。

ドコモは井伊基之社長など役員8人は今回の通信障害を受け、報酬を自主返上することを発表しました。

ユーザーは影響を受けたにもかかわらず直接の補償はなさそうです。

コメントを残す